「デザイナー」ときくとカッコイイけど、何のデザイナー? 現役グラフィックデザイナーの仕事内容と収入、どうやってなるのかについて。
・・・。
・・・。
っていうか。どんな??
よくこういう会話になります
(〜〜;)
先にちゃんと説明しないのが
悪いのですが。。。
建物の内装や外装、造園、
さらには都市計画などの
「空間デザイナー」。
ファッション、インテリア、
車、おもちゃ、雑貨、宝飾
などの「物を作るデザイナー」。
ゲームやキャラクター、Web、
印刷物などの視覚表現をする
「グラフィックデザイナー」。
わたしたち「ハイとスタ」は
グラフィックデザイナー。
おもに印刷物のデザインをしています。
ネット社会に突入して、
印刷物は減ってきていますが、
なくなることはないので
がんばっている、
紙系デザイナーです。
てわかりにくいので、
これからの自己紹介は
紙系デザイナーにしよう!
グラフィックデザイナーの仕事内容は?
グラフィックデザイナーの
仕事内容は、
お客様がいて、そのお客様の商品や
アイデアを聞き取り、
「どのような紙面(印刷物)にして、
誰に届けるのかを考えて
デザインする仕事」です。
印刷物とは、
名刺、はがき、チラシ、パッケージ、
パンフレット、会社案内、ポスター、
カタログなど。
経験やスキルによって、
アートディレクターや
クリエイティブディレクターへと
キャリアアップしていくことが
できるので、
やりがいのある仕事といえます。
最近の紹介できる仕事としては、
ハンバーガー屋さんの
メニューと看板を請け負いました。
グラフィックデザイナーは
資格がいるの?
グラフィックデザイナーに
必要な資格は特にありません。
デザインのセンスと
制作に使うソフトのスキルと
印刷の知識が必要になります。
グラフィックデザイナーは
どんなソフトを使うの?
おもに、
インデザイン、フォトショップ、
イラストレーター(すべてアドビ社)
という3つのソフトを使います。
作業環境はMacが主流です。
印刷することが目的なので、
印刷会社やデータをやりとりする
他のデザイナーと
フォントや作業環境を
揃える必要があります。
わたしたち「ハイとスタ」の場合は
ほとんどの仕事で、
インデザインをメインに使います。
入稿に便利な場合は
イラストレーターを使います。
画像の加工はフォトショップです。
グラフィックデザイナーと
webデザイナーの違いは?
グラフィックデザイナーは、
最終的な出力が「紙」です。
Webデザイナーは、
最終的な出力が
パソコンやスマホや
タブレットといった「画面」です。
なので、
グラフィックデザイナーと
webデザイナーは、
その出力に対応した方法で
デザインを行います。
わたしたちグラフィックデザイナーが
webデザイナーになるなら、
コーディングしやすい
デザインのスキル、
HTMLやCSSの知識が
必要になります。
また、
様々なプラットフォームで
使用できるフォントの知識が
必要になります。
逆にwebデザイナーが
グラフィックデザイナーになるなら、
印刷の知識、
見た目のデザインのスキルが
必要になります。
そして、
印刷に適したフォントの
知識が必要になります。
グラフィックデザイナー
あるある
画面で見るとイイ感じなのに
出力(プリント)してみると
ビックリ!!
することが初心者のうちは
よくあります。
モデルやオブジェクトの
配置が大きすぎたり、
キャプションの文字や
画像の配置が小さすぎたり、
モデルや
色アミの背景が濃すぎたり、
なぜか粗画像で出力されてたり、
実データに置き換えるのを
忘れていたり、、、
文字のウエイト(太さ)が
周りとあっていなかったり、
色アミが思っていた色と
違っていたり。。。
レギュラーの仕事だと、
出力(プリント)しなくても
わかるようになってきます。
通常は途中で何度か出力して
結果を確認しながら
作業を進めます。
画面で気づかないことが
結構あるのです。
グラフィックデザイナーに
なるには?
スタの場合は大学卒業後、
製版会社に就職しました。
就職する前は、
大学に通いながらデジタルハリウッドで
短期のコースに通い
フォトショップとイラストレーターの
使い方を学びました。
でも、実践レベルではないので、
入社してから手取り足取り
教わった感じです。。
製版会社でオペレーターとして5年、
デザイン部ができたので
デザイナーになり5年。
フリーランスになり10年です。
グラフィックデザイナーに
なるには未経験からでも
就職してスキルを身につけることは
可能です。
デザイナーは職人のようなものなので、
初めからうまくデザインできる人
っていないんです。
名刺とかハガキとか小さなものから
デザインしていって、
文字の組み方やバランスの取り方、
イメージの具現化といった
テクニックを覚えていって、
求められるものを
作れるようになっていく。
センスも必要ですが、
たくさんのテクニックを覚えれば
立派なデザイナーになれるのです。
デザインが好きで
独学でフリーランスデザイナーを
目指す場合は、
デザインのスキルだけでなく
印刷の知識が重要になってきます。
グラフィックデザイナーの
年収は?
中小規模のデザイン事務所なのか
大手広告代理店なのかによって
グラフィックデザイナーの年収は
年収300万〜1,000万くらい。
スタの場合は、
会社員時代はぶっちゃけ内緒だけど
max年収550万円。
ただし、
残業代と休日出勤手当がついてです。
休日出勤当たり前、
170時間の残業をする月もある。
という感じです。
170時間の残業ってすごいですよ。。。
「初めて200時間超えました」
とつぶやいた同僚もいます。
(参考: 170 ÷ 31 = 5.483)
ブラック会社員デザイナーを経て、
結婚していたので、
子どもをつくるために
仕事を半分に減らして、
フリーランスになりました。
グラフィックデザイナー
をまとめると
華やかに見えるデザイン業界ですが、
給料はピンキリ。
デザイナーのセンスとスキルは
「手に職がある」系の
習得するには時間がかかるものです。
でも
このセンスとスキル持ってると
何かと便利。
名刺や年賀状や
ちょっとしたお知らせ。
作りたいけどデザイナーに
頼むのもなんだし、
自分でつくるか!と
ワードやパワーポイントなどで
作ることもあると思います。
デザイン力があると何かを作りたい!
と思った時に実行しやすいので、
「何かを作りたい」人にとって
デザイナーは控えめに言って最強です!
地味にスキルをあげて、
最終的には独立して、
多少仕事は選べて、
お客様の作りたいものも作れる
立派なデザイナーになり、
プライベートで
自分の作りたいものを作る!
わたしはなりました